登録:2023.6.5mon11:05
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修学旅行での添乗業務に関しての厳禁事項について、その理由とともに詳しく説明します。
特定の生徒と仲良くなる:
添乗員としては全ての生徒に平等に接することが求められます。
特定の生徒と親しすぎると、他の生徒に対する公平性が損なわれ、
グループ全体のハーモニーを壊す可能性があります。
また、その生徒が特別扱いされていると感じると、
他の生徒から不満や嫉妬の感情を引き起こすこともあります。
個人の住所・連絡先を教える:
これはプライバシーとセキュリティの問題です。
生徒に個人の連絡先や住所を教えることは、
個人情報の保護に反するだけでなく、
誤解や誤用を招く可能性があります。
また、プロフェッショナルとしての立場とパーソナルな空間が混同されることを
防ぐためにも適切な境界線を引くことが重要です。
生徒と肩を組んだり、腕を組んだりして写真撮影をする:
これは敬意と適切な距離感の問題です。
添乗員として、自分自身と生徒との間に適切な距離感を維持することが重要です。
一部の生徒は、こうした親しげな接触を不快に感じることもあります。
また、これは生徒や他の人々から見たときに、
添乗員としてのプロフェッショナリズムを損ねる可能性があります。
場所を変えずに喫煙する:
これは、生徒や他の人々への健康とコートジー(礼儀)の問題です。
喫煙は二手煙という健康リスクをもたらします。
また、非喫煙者や喫煙を好まない人々に対する配慮として、
公共の場所での喫煙は避けるべきです。
さらに、一部の地域や施設では、喫煙が法律で禁止されている場合があります。
飲酒:
添乗員は常に職務についていると考えるべきであり、
そのためには常に冷静で清明な状態でいる必要があります。
また、生徒や他のスタッフに対して、
飲酒による不適切な行動を示すリスクを避けるためにも、
飲酒は避けるべきです。
生徒の私物を触る:
これはプライバシーの問題であり、
生徒の個人的な空間と所有物を尊重する必要があります。
また、万一何かが紛失または破損した場合に、
問題が起こる可能性があります。
生徒に対する適切でない言葉遣いや態度:
添乗員は、敬意と尊重を持って生徒に接することが求められます。
乱暴な言葉遣いや態度は、
生徒や他のスタッフに対する尊重の欠如を示し、
プロフェッショナルとしてのイメージを損ねます。
遅刻:
スケジュール管理は添乗員の主要な職務の一つです。
遅刻すると、全体のスケジュールが乱れ、
生徒や他のスタッフに不便をかける可能性があります。
プライベートな問題や困難を生徒に打ち明ける:
添乗員と生徒との間にはプロフェッショナルな関係を維持することが重要で、
そのためには個人的な問題を混入させるべきではありません。
私的な恋愛関係の開始:
生徒や同僚との恋愛関係は、プロフェッショナルな環境で起こるべきではありません。
それは不適切な感情的な関係を生み出し、
公平性と客観性を損なう可能性があります。
携帯電話や個人的なデバイスの過度な使用:
添乗員の仕事は、生徒との対話と管理に集中することを必要とします。
携帯電話や個人的なデバイスを過度に使用することは、
その集中力を逸らすだけでなく、
生徒に対する不注意や無関心を示すことになります。
ガイドラインや規則の無視:
添乗員は全ての旅行や行事のガイドラインと規則を遵守しなければなりません。
これらの規則を無視することは、
安全性や組織の整理を危険にさらし、
添乗員としての信頼性を失うことにつながります。
グループからの無断離脱:
添乗員はいつでもグループと一緒にいるべきです。
無断でグループから離れることは、
緊急時に対応できないリスクを生じさせ、
プロフェッショナルな責任を放棄することになります。
誹謗中傷や差別的な言動:
全ての生徒や同僚に対して公平で敬意をもって接することが求められます。
人種、宗教、性別、性的指向などに基づいて誹謗中傷や差別的な言動をすることは、
個人の尊厳を侵害するだけでなく、ハラスメントとみなされ、
法的な問題を引き起こす可能性があります。
これらの厳禁事項は、
生徒や他のスタッフに対する敬意とプロフェッショナリズムを維持するためのものです。
添乗員が任務を遂行するための信頼性と誠実さを確保するのに不可欠です。
添乗員が全ての生徒と公正かつ尊重を持って接することを確実に守っていきましょう。
以上の厳禁事項は、添乗員としての職務を遂行し、生徒との信頼関係を築き、プロフェッショナルな環境を維持するために必要とされるものです。